知らない場所を訪ねること

ひきこもっていると自分が同じことを何回も考えることに気づく。同じような不安や焦燥感に苛まれる。やがて、苦しんでいることに気づく。だからこそ、外に出て、色々な場所に出たらいい。それが出来ないからひきこもりだったり、それを否定しているからひきこもりだったりするけど、でも今はカジュアルなひきこもりもいるから、同じひきこもりでも同じように語るのは難しい。

私は深刻な状態なひきこもりかと問われれば、そうでないと思うけど、部屋にひきこもりたい気持ち、つまり他人を恐れ、離れたい気持ちをずっと抱えている。そういう苦しみはあるが、それはひきこもっていない人にもあるだろう。もしくは、違う苦しみを持っていたりする。

もし、幸福を願うなら、今の状況を変えたいと思うなら、行動しなければならない。弱音や愚痴も吐いてもいいが、まだ知らない何かがあることをあきらめないことだ。

だから、やっぱり、外に出ることを勧める。少なくとも、外に出ることは部屋にいるときよりも新鮮な気持ちになれる。遠くじゃなくても、ちょっとした風景や些細な場所でもいい。それは、薄暗い朝焼けであったり、見知らぬ街の迷路であったり。そこに、ちょっと心を置くだけで私の世界が変容し、広がる。

大事なことは、自分の世界を限定しないこと。部屋の外には色々な物があって、それに私達の心は動かされる。そうして、違った意味が生まれていく。また、それは見知らぬ他者についてもそう。

自分の現実を引き受けること、でもそれを限定しないこと。

自由な生き方は大体いつも自分次第だから。

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